第18回白梅コンピュータアートコンテスト入賞作品
コンピュータ絵画部門「大賞」・1作品
◆作品名: まほろば
作者: 小宮萌々華(発達臨床学科3年)
作者の一言: よさこいの音楽を聞きながら日本の和をイメージして描いています。和傘のライトアップが綺麗だったので自分なりに表現してみました。
審査員の講評
- 光と影の柔らかくもセンシティブなコントラストが美しい作品です。着物と画面の構成、女の子の横顔、水のような道、桜舞い散る独特のリズム感から作者のセンスを感じることができます。
- まほろばとは,素晴らしい場所という意味でしょうか。よさこいと傘と光が少女を美しく彩っています。
- 動と静が共存している印象が素敵です。まさに、今から激しい動きがあることを想像します。
- 手書きによる表現が難しい真円を幾重にも重ねるとともに、メインの傘の傾き具合や陰影の表現といったところでコンピューターの特性をうまく活用できていると感じました。
コンピュータ絵画部門「優秀賞」・3作品
◆作品名: 白梅学園大学の夜 ほっとする見守りの木
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作者: 星野 尚子(子ども学研究科 修士課程1年)
作者の一言: 22時頃校舎を出て、見上げると、いつもこの木が、オレンジの光の中にぽっと浮かび上がり、優しく出迎えてくれます。それを見上げると、ほっとして、気持ちがリセットされます。
審査員の講評
- 視線がさまようように色彩や光、月の物質感など、見る人に謎解きのように意味を探させてしまう魅力的な作品だと思います。タイトルもあいまって個別のストーリーをイメージさせる味わいのある作品です。
- タイトルのように、ほっとする雰囲気が伝わってきます。
- 22時に学内を眺めていることはまずいですが,幻想的な風景に感動しました。
- いつも夜に感じるあの感覚は、自分だけではなかったのだと気づきました。
◆作品名: 秋を着る!
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作者: 濱野優香(子ども学科3年)
作者の一言: 白梅で撮影したイチョウと青空の写真を使って秋をまとった女の子のイラストを描きました。青空スカートとイチョウのコートを着て秋のお散歩に行きたいです。銀杏並木が綺麗だったので挑戦した作品でした。
審査員の講評
- 軽やかでポップで躍動感もありながら、落ち着きや深みも感じることのできる、バランスとアンバランスが混在する魅力的な作品です。女の子の表情やポーズ、イチョウや空の合成、背景や構成など、どれも絶妙なバランス感覚で構成されていることが、小気味よいポップ感を表現していると思います。
- モチーフの女性の動きから、秋という過ごしやすい季節感がよく伝わってきます
- 実現の難しい表現をデジタルに落とし込む発想のよさが際立ちます。
- 単にイラストを描き起こすのではなく、白梅で撮影した風景や素材を取り入れて作品を完成させている点に工夫が感じられる。また、タイトルと作品との関連性が誰にも伝わりやすく、幅広い層に受け入れられる作品だと感じた。
◆作品名: ハンガリーの少女
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作者: 高橋南海(発達臨床学科4年)
作者の一言: 元気なハンガリー人の少女です。この衣装は、私が1年生の頃にサークルで作ったもので、非常に思い入れのある衣装です。可愛らしく、パワフルな雰囲気が伝わればと思います。よろしくお願いします!
審査員の講評
- 空、太陽、山の背景が美しい。少女は、夢のある服装、表情です。
- ハンガリーの少女のイメージがわからなくても、「楽しそうな動き」からイメージが伝わってきます。
- きれいなタッチの描画です。きれいなだけでなく,少女のエネルギッシュなパワーを感じます。
- 太陽の恵みと心地良さそうな風の躍動感が伝わってきました。
デジタル写真部門「大賞」・1作品
◆作品名: 「光」
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作者: 泉田瑞貴(子ども学科1年)
作者の一言: 現代の日本は「環境保存」と言いながらも高層ビルや高速道路が増えている。その光が美しかったりする。しかし、ある日私が訪ねた静岡の山では、森に朝日が差し込み、美しい光を放っていた。そのような対照的な自然の光と人工の光を1枚の写真に収め、自然か発展かを様々な人に考えて欲しかった。
審査員の講評
- 多重露光(?)を工夫、駆使して、光のまぶしさがとてもよく伝わってきます。
- 自然と人工のコントラストを絶妙に表現していて秀悦です。
- コンピュータを活用し、それぞれの環境の好悪を対照できるような意図が強く伝わってきた。
- 作品テーマに深みを感じる秀作。現代の日本を象徴する都会の風景と、日本が本来持つ自然の素晴らしさを同時に表現し、見るもの一人ひとりに本当に大切なものは何かを問いかけてくる。
デジタル写真部門「優秀賞」・4作品
◆作品名: 早めの春
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作者: 高橋秀美(子ども学科3年)
作者の一言: これは3月の初めに撮ったもので他の桜より早く咲く河津桜の写真です。都会の中に一本だけ咲く桜はとても綺麗で思わず撮った一枚です。
審査員の講評
- 光の印象が強くもやさしく美しい作品です。凝視すると葉っぱや花の形の魅力も感じることができます。見る度に発見のある味わい深い作品です。
- 早春のおだやかなイメージがよく伝わってきます。
- 早春の淡い日光と中心の桜の花を着飾るように周囲を光彩が取り巻いており、一足早い芽吹きの時季であることを強く感じさせられました。
◆作品名: 「し ろ」
作者: 松坂はるか(子ども学科2年)
作者の一言: 夏の海風にそよぐふたつのつぼみ。さて、どちらが先に花を咲かすのでしょうか。
審査員の講評
- サンダルの少女の足と花のつぼみの組み合わせが,多様なイメージ想起のコンテンツになっています。
- 白の美しさと同時に、様々な白があることに気づきます。足からその人となりを想像させるところが素晴らしいです。
- 作者の意図を汲むならば、手前の葉に焦点が合っているところが腑に落ちない気持ち悪さを感じてしまうものの、太陽光(昼白色)、植物の白(花の蕾)、人工の白(スカートや階段)といった様々な白が取り入れられており、心地のよさを感じます。
◆作品名: 大好きな笑顔
作者: 松山佳奈(子ども学科2年)
作者の一言: 私が大学2年生になって来た新しい家族です。やっと10月29日に1歳の誕生日を迎えました!人間より短い人生、めいいっぱい楽しんでくれたら良いなと思います。この写真は、初めて家族みんなで旅行に行ったときの写真です。広い牧場でとても楽しそうに走り回り、それからお外で走るのが大好きになりました!休みの日には少し遠くの公園まで車で行き、芝生の上を尻尾をピンと上げて走っています!
審査員の講評
- 撮影された方の、笑みを想像しています。こうした散歩の時間、大事にしたいです。
◆作品名: 明日への希望
作者: 高木 愛果(子ども学科2年)
作者の一言: アルマジロが二本足でたった瞬間を撮った写真です。目が上を向いていて明日を見ているように見えました。
審査員の講評
- 被写体となるアルマジロの魅力もありますが、そのポーズや表情に対する影の構成が何とも言えない世界観を作り上げています。周囲の背景も一体となって、タイトルにある以上の希望を感じます。リアルな被写体であるのに、フィクションを感じるユニークな作品です。
- アルマジロが二本足で前を向き,目を輝かせて見上げているという瞬間は珍しい光景なのですね。
審査員による全体の講評
- 学生の皆さんの、新鮮な感覚にふれることができ、うれしいです。
- 今回、応募数が少なかった印象ですが、応募された皆さんのがんばり、努力を感じました。今後も続けて、えがいたり、撮影しつづけていってください!継続していくことがだいじです!
- デジタルアートの技術が年々向上していると思います。
- 気持ちが温まるような感覚になる作品に恵まれ、選出が難しいものになりました。日常の大切な瞬間や何気ない気持ちを表現して伝えるうえで、コンピュータを用いることのできる時代の有り難さを感じさせられました。
- いずれも技術的な水準の高さを示す秀作揃いだった。 作品テーマに込めた作者の思いが見るものに伝わりやすく、親しみを覚えるものが多かった。
表彰式
表彰式が12月18日(火)に行われました。
受賞者には、情報処理センターから、賞状と副賞(大賞=TDRパスポート(ペア)他)が贈られました。
| 受賞者で記念撮影 |
