コンピュータ絵画部門「大賞」・1作品

「また逢う日を楽しみに」

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作者:
濱野優香(子ども学科4年)
作者の一言:
自身の卒業袴です。背景は朝焼けでこれからの出発を表し前面の彼岸花は通学路で咲いているのをみかけ、その際花言葉を調べタイトルの花言葉があることを知り、様々な道に進む友との再会の楽しみも表現しました。

審査員の講評

  • 卒業を新たな出発と捉えて、ていねいに描いています。シックな色使いが素敵です。
  • 白梅を卒業生、様々な道に進む友への想いや、その後を気遣う様子がみられました。通学路をモチーフにしていただいたところが大変よいと思います。
  • 影を彼岸花の赤を用いていることや生地の無機質な格子柄など、哀愁を際立たせています。彼岸花は秋の花なので、春の卒業式ではなく、秋の卒業式かと思うと、寂しさは春よりも募るような気もします。背景や人物の描写などにコンピュータの利点を随所に活用しており、温かみと寂しさの同居をうまく表現していると感じました。

コンピュータ絵画部門「優秀賞」・2作品

まだ来ない

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作者:
和田亜弓(子ども学科4年)
作者の一言:
冬のある日、窓の外から見た女の子の絵です。冬の冷たい雨が降る中カフェで何かを待ち続ける彼女の気持ちなどを想像しながら見ていただきたいです。

審査員の講評

  • 冬の冷たい雨の様子がよく伝わってきます。
  • ガラスの向こうにいる感じが伝わってきます。何を思っているか想像力をかきたてます。
  • シンプルな構図でありながらも、色や線の使い方が作者の表現したいものを端的に表しているように感じられました。コンピュータを活用した無機質な直線が表現を深めているように思います。

夢色の世界

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作者:
相田桃佳(発達臨床学科3年)
作者の一言:
工夫したところは、背景を描き込んだ俯瞰的な構図で、ダイナミックで動きのある絵にしたところと、透明感やきらめきを表現するために塗り方や色味をたくさん調整したところです。

審査員の講評

  • とても味わい深い作品だと思います。一見するとポップでカラフルで賑やかな印象を受けますが、何度も確かめたくなるような引き込む力があります。技術的にはレイヤーと透明度を多用しているのだと思いますが、テクニックが秀逸であるため、一瞬、手描きの水彩作品のような錯覚を覚えます。その魅力が引き金となって、主人公の表情や、それを取り巻く様々なアイテムや背景に目が奪われます。すると、とても不思議なシチュエーションであること、主人公は何を訴えているのか、どのようなストーリーが隠されているのか等々、見るものに様々な謎解きが提供されます。味わい深い魅力的な作品だと思います。
  • 一見すると主人公が中心に入ってきますが、よく見ると微妙なバランスがとられた「場」にいることに気づきます。このアンバランスさが良いと思いました。
  • 明るく、賑やかな構図の中に、コンピュータを活用した工夫が随所にみられます。鮮やかな作者の夢色が、見る者の気持ちも温かめるように思います。

コンピュータ絵画部門「佳作」・1作品

令和女子

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作者:
内野汐梨(発達臨床学科3年)
作者の一言:
明治、大正、昭和、平成、様々な時を超え洋服の系統は変わっています。平成と令和の違いはまだまだ未知の世界。今あるファッションは髪色も含むでしょう。はたまた、絆創膏さえもファッションになってしまうのか。未来が楽しみです。

審査員の講評

  • 服装の立体感がおもしろい。未来への夢を感じます。

デジタル写真部門「大賞」・1作品

あの日を忘れない

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作者:
高橋秀美(子ども学科4年)
作者の一言:
今まで何度も教科書やテレビで見ていたはずなのに、生の原爆ドームを初めてみて被爆の悲惨さが胸に刺さり言葉を失いました。戦後から75年経とうとしている今も"忘れてはいけない"と思いシャッターを切りました。

審査員の講評

  • 作品のコメントと写真が合わさって、強いメッセージが伝わってきます。
  • 戦争による悲劇はもう見たくない。平和な世の中が当たり前ではないことを伝えてくれているように感じました。
  • 光と影、この光景が未来まで語り継がれることを願う作品と感じました。

デジタル写真部門「優秀賞」・1作品

未来

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作者:
福田三希子(発達臨床学科3年)
作者の一言:
私に保育という道を教えてくれた子どもたち。親の背を見て子は育つという言葉があるように、子どもは大人の姿を見ている。子どもの見本となれるキラキラとした保育者になりたい。今はそのための準備期間だ。

審査員の講評

  • 父親の背中と子どもの視線、この瞬間をとらえたところがよい。
  • 風景の写真が多い中で、人肌の感じる作品に魅了されました。また、単に親子の様子を切り取っている写真ではなく、構図や画面の駆け引き、色彩のバランスなど優れたセンスを感じます。何より3人の表情が見えないところが、より物語性を引き出し、鑑賞者に感情移入を引き出します。受け手によってストーリーが異なることもテーマの普遍性があると思います。作者の紹介文には保育のことが書かれていますが、自分の未来のストーリーをここに乗せられるような素敵な作品だと思います。
  • 子どもと、子どもを抱いている大人の素敵な関係性が伝わってきます。

デジタル写真部門「佳作」・4作品

鳥居

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作者:
宮下あすみ(保育科2年)
作者の一言:
夜の神社に行きました。昼間は観光客でにぎわう神社ですが、夜は静かで、昼間とは別の場所へ来たみたいでした。無事に帰ってこられてよかったです。

審査員の講評

  • 夜の神社の静けさと神聖さがよく伝わってきます。
  • 闇は人間に畏れを感じさせると思います。漆黒の中に深い人間の祈りの世界を感じさせます。
  • デジタル撮影の工学的な発展は年を経るごとに飛躍的な上昇をみせています。暗い場面と明るい場面の共存は非常に撮影が難しいものですが、鳥居の明るい赤と夜の影との共存がしっかりと捉えられています。さらに、畏怖の念までもが伝わってくる表現と感じられました。

17才

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作者:
富山稚菜(発達臨床学科3年)
作者の一言:
青春時代の思い出を残そうと思い撮った1枚です。この写真を見るとその当時の思い出や友人と楽しく過ごした日々を思い出します。

審査員の講評

  • それぞれの未来が違い、それぞれの想いが未来へとつながっていることがわかる作品です。ピントのずれがむしろ良く感じました。

秋の訪れ

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作者:
藤本悠花(子ども学科4年)
作者の一言:
これは10月の秋晴れの日に撮影したコスモスの写真です。もくもくと雲がわく青空とのコントラストがとても綺麗で、大好きな秋を感じられる1枚になりました。

審査員の講評

  • 写真の構図と撮影技術の高さを感じる一枚です。空に向かって伸びるコスモスにフォーカスして撮影し、一輪に宿る力強さを表現しています。また、コスモスと空の色のコントラスト、色の柔らかさも同時に作品に表れています。夏という刺激に満ちた印象の季節から、やわらかな秋への移り変わりを想像させる素晴らしい作品です。

ひとびと

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作者:
泉田瑞貴(子ども学科2年)
作者の一言:
落ち葉は、一枚一枚色や形、大きさが違う。この違いが美しさを感じさせてくれる。この落ち葉のように、人もそれぞれ違う。"ひとびと"の違いも皆が美しいと感じられる日が来れば、差別やいじめが無くなるだろう。

審査員の講評

  • 無常な生物の儚さを写しながらも、明るいライティングや明度の調整の具合に加え、暖色を中心とした落ち葉の集まりに焦点を当てたところが感慨深いです。意図的かどうかは定かではありませんが、右側を少し暗めの表現としているところには、枯葉の多様性からダイバーシティや安寧というところまで観点を拡げられる機会を示しているように感じられました。

審査員による全体の講評

  • 応募数が多いということは、学生たちの、意欲的な面が現れている。
  • 皆さんのクリエーティブな工夫や努力に感心をしました。「継続は力なり」です。引き続きつくり続けてください!
  • どれも大変素晴らしい絵画・写真でした。応募者の心が映し出されており、選考に悩みました。
  • 写真部門は特に見ていて楽しかったです。それぞれの切り取り方を見て、なぜそうしたのかと考えました。
  • 昨年までよりも投稿作品数の増加は嬉しい一方で、選出が難しくなりました。拝見していてワクワクしたり、温かみや哀愁を感じたり、それぞれの作品の個性を堪能できました。記録に留まらない芸術性を、コンピュータを用いることのでより気軽に、より簡単に表現できるようになってきた時代の有り難みを感じさせられました。

表彰式

表彰式が12月17日(火)に行われました。
受賞者には、情報処理センターから、賞状と副賞(大賞=TDRパスポート(ペア)他)が贈られました。

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