第23回白梅コンピュータアートコンテスト入賞作品
コンピュータ絵画部門「大賞」・1作品
◆作品名: あたたかさと共に
![]()
作者: 鈴木 のえる(子ども学科1年)
作者の一言: 四季を感じる花や生き物、服装を取り入れて、これから先様々な経験をしていく子どもがあたたかさに包まれて育っていけることを願って描きました。
審査員の講評
- 綺麗な色つかいに惹かれました。
- 子どもへの温かなまなざしが表現されている点と、ぼかしなどを活用し、絵に奥行きや広がりが感じられた点が良かったです。
- これから経験を重ねる子どもたちに対する温かいまなざしや思いが溢れた作品
コンピュータ絵画部門「優秀賞」・1作品
◆作品名: ビバ カルテット
![]()
作者: 野田 空記(子ども学科4年)
作者の一言: 「喜怒哀」があるから「楽」がありがたいんじゃない
審査員の講評
- これまでに作成した作品を、上手に取り入れているところが印象的でした。
- 光の反射の様子が「楽」を感じさせる表現力が素敵です
- マイナスに捉えがちな感情も含めて、生き方を豊かにしてくれるという見方に共感しました。
- 質の高い作品で構図であったりアイデアが素晴らしいと思います。
- リアルと絵が融合したような非常に新鮮な作品だと思いました。
- 様々な表情が盛り込まれた不思議で魅力的な作品です。顔写真を持っている人物の笑顔、その関係、イーゼルに立てかけられている人は同じ人? 膝にあるフレームにはサイコロの顔? などタイトルにある喜怒哀楽が巡るめくように描かれているユニークな作品です。
- 全体の色調が素敵です。作者は優しくて俯瞰してモノを見られる人ですね。
コンピュータ絵画部門「佳作」・3作品
◆作品名: ピンクが好き
![]()
作者: 雨宮 美明(子ども学科1年)
作者の一言: 女の子が「ピンクが好き」というと「無理してない?好きな色で良いんだよ?」と言われることもある世の中。多様性とはいえ、女の子がピンク色好きだって良いじゃない、と思いこのイラストを描きました。
審査員の講評
- コンセプトと絵の色使いや構図がよくマッチしていました。最初に作品、次にタイトルをみてなるほどと思いました。
- トーンが沈んだピンクの世界に可愛らしいものがポップに散りばめられています。鮮やかなピンクであれば明るい華やかな世界観になるところが、妖艶で意味深く奥行きのある作品となっています。作品のトーンが作者の意図を超えて鑑賞者の想像力をかき立てる魅力的な作品です。
- 逆ジェンダーバイアスですね。ピンクが好きでも勿論いいよ!
◆作品名: おろしたての傘で
![]()
作者: 杉江 湧愛(発達臨床学科4年)
作者の一言: 憂鬱な雨の日も、新しい傘を手に嬉しそうな子どもたちを見るとカラフルな世界を分けてもらったようでワクワクしてきます。コンピューター絵画ならではの小物の自由な複製・移動・配置を使って楽しく描けました。
審査員の講評
- 描画の質の高さはもちろんコンピュータ絵画の利点を活用する力が素晴らしいと思います。
- かわいらしい絵柄で楽しい雰囲気が伝わってくる作品でした。キャラクターも表情が柔らかく、魅力的な作品でした。
- わくわくが伝わってくる可愛さを感じます
- 紹介文にもあるように、コンピューター絵画ならではの作品となっている印象を受けました。
- 雨の日の捉え方も様々ですよね。子どもの気持ちを上手く表現していると思います。
- 子どもを見るまなざし、作品を楽しんで制作する気持ちが素敵です。
◆作品名: 朝の準備と鏡の前のモデル
作者の一言: 身だしなみと前髪を確認してから、少しポーズをとってみる。そんなちょっとした日常の朝を描きたいと思いました。
審査員の講評
- 描画の質と表現力の高さが伺える素晴らしい作品だと思います。
- 作品から朝の時間帯であること伝わってくることが印象的でした。
- 朝日のもと前髪を確認して自分に気合をいれる一日の始まりがよく描かれている。
- 鏡越しの世界という魅力的なテーマをストレートに鮮やかに描いた作品だと思います。普通のポートレイトに見えない演出には、時計と朝日の斜めの日差しが効果的に描かれ、人物の表情にスポットを当てています。朝のふとした落ち着いた時間が感じられる素晴らしい作品です。
デジタル写真部門「大賞」・1作品
◆作品名: 刹那
![]()
作者: 杉山 炎(子ども学科4年)
作者の一言: 短い今を逃さず大切に
審査員の講評
- 作品の表現力・アイデアと質の高さが感じられ素晴らしいです。
- 写真だからこそ伝えられることがあると再認識させられる1枚でした。シャボン玉に反射する光も美しかったです。
- 貴重な瞬間を撮影していて、素晴らしいと思いました。
- まさに刹那が切り取られたシャッターチャンスに驚きました。一瞬一瞬を大切にというメッセージにも共感します。
- いつでも「今」は一瞬であることを大切にしたいと思える写真です
- 瞬間をうまくとらえただけでなく、その刹那を大切にしたいという気持ちが素敵である。
- よくこの瞬間を捉えたなぁという時間の魅力を感じる作品です。泡の反射を見ると白梅の中庭なのか、この泡と戯れている人のイメージも湧いてきます。手の表情もいいですね。時間の切り取りが、刹那でもあり永劫でもあり、瞬間を閉じ込めた魅力的な作品です。
デジタル写真部門「優秀賞」・1作品
◆作品名: 「感謝」
![]()
作者: 酒井 啓志(発達臨床学科3年)
作者の一言: 何気なく見た景色。その足元には整備された道、落石防止の大きな壁、温かいご飯が食べられる山小屋、そのどれもが自分を主張することはない。でもその存在が僕の一歩を支えてくれている。
審査員の講評
- 変哲のない景色や環境をみて今の自分を支えるものに心する感性がすばらしい。
- 壮大な風景、雲のかたち、青い空、斜面や建物、石などの豊かな表情が余すところのなく、とても魅力的に表現された素晴らしい作品です。デジタル写真の特徴をふんだんに活かし、隅々まで風景の魅力が定着されています。タイトルも素晴らしい。感謝という言葉を受けて改めて鑑賞すると、撮影者の内面や痕跡も感じ取れます。何度見ても発見のある素晴らしい作品です。
- 構図の素晴らしさだけでなく色が綺麗な作品だと思います。
- 「感謝」綺麗な青空が垣間見える素敵な景色でした
デジタル写真部門「佳作」・2作品
◆作品名: 盛り上がっているかー!
![]()
作者: 新藤 萌々花(家族・地域支援学科3年)
作者の一言: 「バシャーン!唯一無二の魅惑のレインボーはこの私。水しぶきのドレスを纏って今日は私が主役よ。なんですって?たまたま光が当たってレインボーになっただけですって?そんなことないに…決まってるじゃない…!」
審査員の講評
- 魅惑のレインボーの迫力が格別です
- 光をうまく利用して、貴重な瞬間をとらえている作品だと思いました。
- 写真としての面白さと同時に盛りあがっている気持ちがミックスしてしぶきになって伝わってくる。
◆作品名: 花の道に、見方を変えて
![]()
作者: 山越 勇人(子ども学科4年)
作者の一言: 雨の重さで花が道に落ちてしまって可哀想にも思えたのですが、見る向きを変えたら落ちてしまった花が道の両側を彩ってくれました。 私自身雨は好きではありませんが、おかげで素敵な景色に出会えました。
- 見る向きを変えれば、より華やかになる。そんな視点を写した素敵な1枚でした。灰色の空がより花の色を際立たせていました。
- 視点を変えることは、いつでもわくわくにつながると感じました
- 視点を変えてみると、日常生活も豊かになることがよくわかる作品だと思います。
- 画面の横転により、ブロック塀が道路に見える不思議で魅力的な作品です。散った花と咲いている花の対比が、錯視の面白さを味わい深いものにしています。何気ない風景が、SF世界に迷い込むようなユニークな作品に仕上がっています。
- 逆さゴマの発想ですね。グレーと花色の対比が素敵です。
審査員による全体の講評
- デジタルを活用した高い表現力で、いずれの作品も甲乙つけがたい質の高さです。
- 今年も素敵な作品のエントリーを頂きありがとうございました。どの作品も素晴らしく甲乙つけがたかったです。
- 様々なテーマの作品があり、どれも甲乙つけがたいものでした。それぞれの視点や表現も魅力的なものが多かったです。
- 今年も力作ばかりで、審査がとても大変でした。場面や景色が多様となり、日常が戻ってきたことを実感しました。
- どの作品もいいな、と感じる点があり、評価が難しかったです。表現したいことが明確にあり、その内容や視点はどれも魅力的でした。また表現方法や構図なども工夫されたことが伝わってきました。
- コロナ禍を経て日常をとりもどす中で、忙しい日々でもひとときを大切にして楽しみ、自分以外にも心をかける作品が多くてその感性が素敵だと思いました。
- 全体的にセンスの高さを感じる作品が多かった印象があります。作者にとっては何気ないテーマや風景、モチーフであっても、鑑賞の視点からすると、特別なオリジナルな作品になっています。テーマや瞬間を自分に引き寄せるセンスの高さが素晴らしい作品になっていると思います。興味関心のアンテナの高さを大切にこれからも制作をして下さい。
表彰式
大賞、優秀賞の受賞者にて12/19(火)に表彰式を行いました。佳作受賞者には個別に賞状と副賞を贈呈いたします。
